オフロキサシン について

オフロキサシン は、特定の細菌による軽度から中程度の感染症の治療に使用されます。

オフロキサシンはフルオロキノロン抗生物質です。 細菌の生存に必要な必須タンパク質の生産を停止することで、感受性細菌を殺します。

以下の場合は使用を控えましょう
  • オフロキサシンまたは他のフルオロキノロン抗生物質(例: シプロフロキサシン)の成分にアレルギーがある
  • 重度の筋無力症の病歴がある
  • 血中電解質レベル(カリウムやマグネシウムの低量など)の異常や特定の不整脈の病歴(QT間隔の延長など)がある
  • 特定の抗不整脈薬(例: キニジン、プロカインアミド、アミオダロン、ソタロール)を服用している
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(例: イブプロフェン)または腸チフス経口ワクチンを服用している

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

いくつかの病状は、オフロキサシンと相互作用する可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
  • 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
  • 糖尿病、肝臓の問題、心臓発作がある場合
  • ご自身や家族が心臓の問題(狭心症など)、不整脈(QT延長など)、頻脈または徐脈、低カリウムなどを持っている場合
  • アルツハイマー病、脳の動脈硬化、発作、脳圧の上昇、その他の中枢神経系障害を患っている場合
  • 関節や腱の問題、リウマチ性関節炎、腎臓の問題、腎機能の低下、心臓・腎臓・肺の移植を受けた場合
  • 肌が日光に敏感な場合

いくつかの医薬品はオフロキサシンと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください:

  • 心臓の問題のリスクを増加させる可能性のある医薬品: 抗不整脈薬(アミオオダロン、ジソピラミド、ドフェチリド、キニジン、ソタロールなど)、シサプリド、利尿薬(フロセミド、ヒドロクロロチアジドなど)、マクロライド系またはケトライド系抗生物質(エリスロマイシン、テリスロマイシンなど)、精神または気分障害用医薬品、 (例: クロルプロマジン)、三環系抗うつ薬(例: アミトリプチリン)など。薬が心拍に影響する可能性があるかどうかわからない場合は、医師または薬剤師に確認してください
  • 腱の問題のリスクが高まる可能性がある医薬品: コルチコステロイド(例:プレドニゾン)
  • 発作のリスクが高まる可能性がある医薬品: 抗ウイルス薬、NSAIDs(例、イブプロフェン)、トラマドール
  • 低血糖のリスクが高まる可能性がある医薬品: インスリンまたはそれ以外の糖尿病薬(例: グリピジド)
  • 副作用のリスクが、オフロキサシンによって増加する可能性のある医薬品: 抗凝血剤(例: ワルファリン)、プロカインアミド、テオフィリン
  • その有効性がオフロキサシンによって低下する可能性のある医薬品: 生きている腸チフスのワクチン
  • 服用する前後2時間以内に摂取するとオフロキサシンの有効性が低下する可能性がある医薬品: アルミニウム塩(例: 水酸化アルミニウム)、鉄塩(例: 硫酸第一鉄)、マグネシウム塩(例: 水酸化マグネシウム)
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 オフロキサシンが服用する医薬品と相互作用する可能性があるか、医療提供者に問い合わせてください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医師の指示どおりにオフロキサシンを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • 食前・食後・食間の区別はありません。 オフロキサシンを経口服用して下さい。
  • 一杯の水( 200mL)でオフロキサシンを服用して下さい。医師の指示がない限り、毎日積極的に水を飲んで下さい。
  • 服用の2時間以内に、牛乳を飲んだり、乳製品を食べたり、制酸薬、ジダノシン、スクラルファート、ビタミンを摂取しないでください。
  • オフロキサシンは、毎日同じ時刻に服用した場合に最も効果的です。
  • 感染症を完治するために処方どおりにオフロキサシンを服用してください。数日で気分が良くなっても服用を中断しないでください。
  • 服用を忘れた場合は、気づいた時点で服用して下さい。次の服用まで時間が無い場合は、その服用を飛ばして通常の服用計画に戻ります。一度に2回分服用しないでください。

オフロキサシンの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。

安全に関する情報
  • オフロキサシンは、眠気、めまい、軽度の頭痛を引き起こす可能性があります。アルコールや特定の薬と服用すると副作用が悪化することがあります。ロキサシンの使用は慎重に行ってください。どのような反応が起こるか分かるまでは、運転や危険な作業を避けてください。
  • オフロキサシンは日焼けしやすくなる原因になります。オフロキサシンにどのような反応が起こるか分かるまで、日光や紫外線を避けてください。しばらく外にいなければならない場合は、日焼け止めを使用するか保護服を着用してください。
  • 糖尿病患者の場合はオフロキサシンは、インスリンやその他の糖尿病用薬と一緒に服用すると、血糖に影響を与えることがあります。血糖値をよく確認してください。糖尿病治療薬の投与量を変更する前に医師に相談してください。
  • 医療や歯科医療、救急医療、手術を受ける前に、医者または歯科医にオフロキサシンを服用していることを伝えてください。
  • オフロキサシンは細菌に対してのみ作用します。ウイルス感染(例: 一般的な風邪)には有効ではありません。
  • オロキサシンの長期または反復使用は、二次感染を引き起こす可能性があります。二次感染の徴候が発生した場合は医師に相談してください。治療のために薬の変更が必要な場合があります。
  • オフロキシサチンの服用中または服用直後に腱に痛みや炎症が起こった場合は、直ちに医師に相談してください。
  • 軽度の下痢は抗生物質の使用によく見られますが、より深刻な形態の下痢(偽膜性大腸炎)がまれに起こることが報告されています。抗生物質を使用している間や使用を中止して数ヶ月以内に発症する可能性があります。胃の痛みやけいれん、重度の下痢、血便が出た場合は、すぐに医師に相談してください。医師に確認せずに下痢を治療しないでください。
  • 腕、手、足の神経の問題は、オフロキサシンを服用している人に起こる可能性があります。これらの神経の問題は、オフロキサシンを服用し始めた直後に起こることがあり、後遺症となる例が報告されています。暑さや寒さを感じたり、触感の低下、灼熱感、しびれ、うずき、痛み、腕、手、脚、足の衰弱などの症状や神経の問題が出た場合は、すぐに医師に相談してください。
  • 必ずフルオキサシンを処方通り使い切って下さい。薬が感染を完全に治癒せず、細菌にこの薬に対する耐性ができ、今後感染症を治療するのが難しくなる可能性があります。
  • オフロキサシンを使用している間は、腎機能を含む検査を実施することがあります。これらの検査は、症状を監視したり、副作用をチェックしたりするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
  • 高齢者の場合は注意を払って使用して下さい。コルチコステロイド(例: プレドニゾン)を摂取した場合、その効果(例: 腱の問題)に影響を受けやすい可能性があります。また、他の影響(例: 不整脈)に対してより影響を受けやすい可能性があります。
  • オフロキサシンは、18歳未満の小児では使用しないでください。子供への安全性と有効性は確認されていません。
  • 妊娠中や授乳中:妊娠した場合には医師に相談してください。妊娠中にオフロキサシンを摂取することの利点とリスクについて話し合う必要があります。 オフロキサシンは母乳に流入することが分かっています。 オフロキサシンを服用している間は母乳を与えないでください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

下痢、 めまい、 頭痛、 食欲低下、 吐き気、 日光過敏症、 睡眠障害、 嘔吐

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応(発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫れ、 異常な嗄声(声のかすれ))、 興奮状態、 不安、 異常な行動、 血便、 精神錯乱、 痙攣、 暗色尿、 排尿の減少、 うつ病、 下痢(重度継続)、 嚥下障害、 過度の排尿、 渇き、 空腹、 失神、 頻脈・ 不整脈、 疲労、 発熱、 悪寒、 異常な咳、 幻覚、 関節痛や関節の腫れ、 頭痛、 意識の喪失、 精神・ 気分の変化、 筋肉の痛み・ 衰弱、 緊張感、 悪夢、 白色便、 皮膚の発赤・ 腫れ・ 水ぶくれ・ 剥離、 落ち着かない、 発作、 息切れ、 ショック、 肌の薄化、 不眠、 重度・ 持続性の胃の痛み・ けいれん、 息切れや呼吸困難、 自殺思考、 腱の痛み・ 炎症・ 腫脹、 喉の痛み、 振戦、 異常な打撲や出血、 異常な疲れや衰弱、 排尿の問題、 膣の刺激排出、 皮膚・目の黄変

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。

オフロキサシンと同じカテゴリーに分類されている医薬品

J01 全身用抗菌薬

S01 眼科用薬

S02 耳科用薬