トリアムテレン について

トリアムテレン は、うっ血性心不全、肝硬変、および特定の腎臓疾患（例: 腎症）などの症状に関連する腫脹（むくみ）の治療に使用されます。 単独または他の医薬品と一緒に使用されます。 医師の判断により他の症状にも使用されることがあります。

トリアムテレンはカリウム補給利尿剤です。 カリウムを保持しながら腎臓が体内のナトリウム（塩）と水分を排出させることで作用します。

以下の場合は使用を控えましょう
  • トリアムテレンの成分にアレルギーがある
  • カリウム補給剤、別のカリウム節約型利尿剤（例: アミロリド）、アルドステロン遮断剤（例: エプレレノン）を服用している
  • 排尿に異常がある
  • カリウムレベルが高い
  • 肝臓または腎臓の機能が著しく低下している

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

トリアムテレンはいくつかの症状と相互作用を起こす可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
  • 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
  • 糖尿病、肝臓または腎臓の問題、低血中ナトリウム、体液の酸性度が高い、脱水症または腎臓結石のによる心臓の問題、糖尿病、腎臓障害がある場合

いくつかの医薬品はトライアンテンと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください：

  • 血中のカリウムのレベルが上昇し、精神錯乱、腕や脚などの皮膚感覚の異常、手足のだるさ、徐脈、不整脈、心臓停止を引き起こす可能性がある医薬品: アルドステロン遮断薬（エプレレノンなど）、アンギオテンシン変換酵素（ACE）阻害薬（エナラプリルなど）、アンジオテンシンII受容体拮抗薬（バルサルタンなど）、シクロスポリン、ペニシリンGカリウム、カリウム利尿薬、アミロリド
  • 重度の低血糖や血糖値の変化などの副作用のリスクが高まる可能性のある医薬品: インスリンおよび経口血糖薬（例: クロルプロパミド）
  • 副作用や毒性のリスクがトライアンティーンによって高まる可能性がある医薬品:リチウム
  • トリアムテレンの有効性が低下し、腎障害および血中カリウム濃度の上昇のリスクが高まる可能性がある医薬品: 非ステロイド系抗炎症薬（NSAIDs）（インドメタシンなど）
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 トリアムテレンが服用している他の薬と相互作用するかどうか、医療提供者に相談してください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医者の指示に従ってトリアムテレンを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • トリアムテレンを食前・食後・食間の区別なく経口服用してください。
  • トリアムテレンは尿の量を増やしたり、最初に服用したときに頻繁に排尿を促す場合があります。これにより睡眠が妨げられる場合は、午後6時までに服用してください。
  • トリアムテレンの服用を忘れた場合は、気づいた時点で服用して下さい。次の服用まで時間が無い場合は、その服用を飛ばして通常の服用計画に戻ります。一度に2回分服用しないでください。

トライアンテレンの使用方法について質問がある場合は、医療機関にお尋ねください。

安全に関する情報
  • トリアムテレンはめまいの原因となることがあります。この副作用は、アルコールや特定の薬と服用すると悪化することがあります。トリアムテレンは慎重に使用してください。どのような反応が起こるか分かるまでは、運転や危険な作業を避けてください。
  • 塩代替物またはそれにカリウムが含まれている製品を使用する前に、医師に確認してください。
  • 医療、歯科医療、救急医療、手術を受ける前に、医師または歯科医にトリアムテレンを服用していることを伝えてください。
  • トリアムテレンを使用している間は、血中電解質、血中細胞数、腎臓および肝機能検査、尿酸値、血圧などの検査を行うことがあります。これらの検査は、症状を監視したり、副作用をチェックしたりするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
  • 高齢者の場合注意してトリアムテレンを使用してください。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
  • トリアムテレンは子供に使用しないでください。子供の安全性と有効性は確認されていません。
  • 妊娠と授乳：トリアムテレンが胎児に害を及ぼすかどうかは不明です。妊娠した場合には医者に連絡してください。妊娠中にトライアンテレンを使用することの利点とリスクについて話し合う必要があります。この薬が母乳に流入するかどうかは分かっていません。トリアムテレンを服用している間は、母乳を与えないでください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

下痢、 頭痛、 食欲低下、 吐き気、 衰弱

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応（発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹）、 口の乾き、 異常な喉の渇き、 徐脈・ 不整脈、 異常な筋肉の衰弱、 異常な疲れ、 嘔吐、 皮膚・目の黄変

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。

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