バンコマイシン について

バンコマイシン は、重度の細菌感染の治療や予防に使用されます。

バンコマイシンは抗生物質です。 この薬に感受性の細菌を殺すことで作用します。

以下の場合は使用を控えましょう
  • バンコマイシンの成分にアレルギーがある

上記が当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

いくつかの病状がバンコマイシンと相互作用する可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬、一般薬、ハーブ類、栄養補助食品を服用している場合
  • 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
  • 腎臓の問題、大腸炎や腸の他の炎症、聴力の問題がある場合

いくつかの医薬品はバンコマイシンと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください:

  • 腎毒性、難聴などの副作用を増加させる可能性がある医薬品: 、アミノグリコシド(例: トブラマイシン)、アンフォテリシンB、バシトラシン、シスプラチン、コリスチン、ポリミキシンB、ビオマイシンなど
  • バンコマイシンによって作用および副作用のリスクが増加する可能性がある医薬品: メトトレキサート
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 バンコマイシンが服用している他の薬と相互作用するかどうか、医療提供者に相談してください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医師の指示に従ってバンコマイシンを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • バンコマイシンは通常病院では注射によって投与されます。自宅でバンコマイシンを注射する場合は、医療提供者が使用方法を教えます。バンコマイシンの使用方法をしっかりと理解し、教えられた手順に従って投与してください。ご不明の点については、医療機関にお問い合わせください。
  • バンコマイシンに異物が含まれている場合や曇ったり変色している場合、バイアルに割れや破損がある場合は使用しないでください。
  • 感染症を完治させるには、バンコマイシンを処方どおりに使用しきって下さい。数日後に症状が良くなった場合でも、使用をやめないで下さい。
  • この薬は、子供やペットの手の届かない場所に保管してください。針、シリンジ、その他の用具を再使用しないでください。使用後に用具を処分する方法は、医療従事者に尋ね、地域の処分規則に従ってください。
  • バンコマイシンの服用を忘れた場合は、できるだけ早く使用してください。次回の服用までに時間がない場合は、逃した服用は飛ばして、通常の服用計画に戻ります。一度に2回分を服用しないでください。

バンコマイシンの使用方法に関する質問があれば、医療提供者に相談してください。

安全に関する情報
  • バンコマイシンは細菌に対してのみ作用します。ウイルス感染(例: 一般的な風邪)を治療しません。
  • バンコマイシンの長期または繰り返しの使用は、二次感染を引き起こす可能性があります。二次感染の徴候が発生した場合は医師に相談してください。治療薬を変更する必要があります。
  • バンコマイシンの服用を中断せず使用しきって下さい。薬が感染を完全に治癒できていない可能性があり、細菌にこの薬に対する耐性ができ、感染症を治療するのが難しくなる可能性があります。
  • 軽度の下痢は抗生物質の使用中によく見られますが、より深刻な下痢(偽膜性大腸炎)がまれに起こることが報告されています。抗生物質を使用している間または使用を中止して数ヶ月以内に発症する可能性があります。胃の痛みやけいれん、重度の下痢、血便が出た場合は、すぐに医師に相談してください。医師に確認せずに下痢の治療を行わないでください。
  • 医師または歯科医に、バンコマイシンを服用していることを伝えてから、医療や歯科医療、救急医療、手術などを受けて下さい。
  • バンコマイシンを使用している間、聴力検査、腎機能検査、血球計数を実施する可能性があります。検査は、症状を監視したり、副作用をチェックしたりするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
  • 高齢者には注意してバンコマイシンを使用してください。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
  • 子供には細心の注意を払ってバンコマイシンを使用してください。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
  • 妊娠と授乳:バンコマイシンが胎児に害を及ぼすかどうかは分かっていません。妊娠した場合には医者に相談してください。妊娠中にバンコマイシンを使用することの利点とリスクについて話し合う必要があります。バンコマイシンは母乳に流入することが分かっています。バンコマイシンを服用している間、母乳を与えないでください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 少量で使用した場合、この製品では一般的な副作用は報告されていません。 下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応(発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹)、 血便、 胸痛、 排尿頻度や尿量の減少、 発熱、 悪寒、 咽頭痛、 紅潮、 注射部位の刺激、 痛み、 腫脹、 腕や脚のしびれ、 肌の発赤・腫れ・水ぶくれ、 耳鳴りや聴力の突然の喪失、 重度の下痢、 重度の胃の痛みやけいれん、 突然の脚の痛み、 突発的な重度のめまい、 吐き気、 頭痛、 嘔吐、 突然の息切れ、 異常な打撲や出血、 喘鳴、 味覚の変化

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。