クロラムフェニコール について

クロラムフェニコール は、特定の細菌による感染の治療に使用されます。

クロラムフェニコールは抗生物質です。 感受性の細菌を殺したり、成長を遅くすることで作用します。

 

以下の場合は使用を控えましょう
  • クロラムフェニコールの成分にアレルギーがある
  • 以前クロラムフェニコールによる深刻な副作用があった
  • 白血球または赤血球の数が少ないか、血小板が減少している
  • 風邪、インフルエンザ、喉の感染などの軽度の感染症がある
  • クロラムフェニコールを使用して細菌感染を予防している
  • 骨髄を減らす可能性のある他の薬を服用しています。(例:癌の化学療法)服用敷いている薬が骨髄を減少させる可能性があるかどうかわからない場合は、医師または薬剤師に確認してください

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

いくつかの病状はクロラムフェニコールと相互作用する可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
  • 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
  • 貧血、骨髄の問題、肝臓病、腎臓の問題がある場合

いくつかの医薬品はクロラムフェニコールと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください:

  • 出血のリスクを含む副作用が増加する可能性がある医薬品: 抗凝血剤(ワルファリンなど)
  • 薬の作用および副作用が増大する可能性がある医薬品: ヒダントイン(例: フェニトイン)またはスルホニルウレア(例: グリブリド)
  • 低血小板レベルや低白血球数などの深刻な副作用のリスクが高まる可能性がある医薬品: 骨髄を減少させる薬(癌化学療法など)。薬が骨髄を減少させる可能性があるかどうかわからない場合は、医師または薬剤師に確認してください。
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 クロラムフェニコールが服用している他の薬と相互作用するかどうか、医療提供者に相談してください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医師の指示に従ってクロラムフェニコールを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • クロラムフェニコールは、通常、病院では注射剤として投与されます。自宅でも注射剤を使用する場合は、医療従事者から教えられた注射手順に従って下さい。
  • クロラムフェニコールに不純物が含まれている場合、変色している場合、バイアルに何らかの方法で亀裂または損傷がある場合は、使用しないでください。
  • 感染を完治するために、数日後に気分が良くなったとしても、クロラムフェニコールの使用を続けてください。
  • シリンジと針、薬を子供の手の届かないところに保管してください。針、シリンジ、その他の用具を再使用しないでください。医療従事者や薬剤師に適切な処分方法を確認し、地域の規則に従って処分して下さい。
  • クロラムフェニコールの服用を忘れた場合は、できるだけ早く使用してください。その後は、医師に指示されている間隔を空けて投与してください。一度に2回分の投与をしないでください。

クロラムフェニコールの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。

安全に関する情報
  • 推奨用量を超えたり、クロラムフェニコールを医師に確認せずに長期間使用しないでください。
  • クロラムフェニコールは細菌に対してのみ有効です。ウイルス感染(例: 風邪など)の治療には有効ではありません。
  • クロラムフェニコールを治療を処方通り行わない場合、クロラムフェニコールの有効性が低下し、細菌に対するクロラムフェニコールの感受性が低下し、治療が困難になるリスクが増加する可能性があります。
  • クロラムフェニコールの長期または反復使用は、二次感染を引き起こす可能性があります。二次感染の治療には、別の薬を使用する可能性があります。二次感染の徴候が現れた場合は、医師に相談してください。
  • 新生児や幼児に「灰白色症候群」(腹部の腫れ、蒼白または青色の肌の色、嘔吐、ショック状態、呼吸困難、吸引拒絶、軟便、筋肉の弛緩、低体温)の症状が現れた場合にはすぐに医師に相談して下さい。このような発症の数時間続きと命に関わる場合があります。症状が現れ初めた時にクロラムフェニコールの使用を停止した場合、完全に回復する可能性が高くなります。
  • クロラムフェニコールは感染に対する抵抗力を低下させる可能性があります。風邪や他の感染症の人との接触を避けて、感染を防止してください。熱、喉の痛み、発疹、悪寒などの感染の徴候が出た場合医師に相談してください。
  • クロラムフェニコールは、血液中の血塊形成細胞(血小板)の数を減らす場合があります。出血を防ぐために、傷やけがの可能性がある行動を避けてください。異常な出血、打撲、血便、暗色便、タール状便がある場合には医師に報告してください。
  • 糖尿病患者の場合、 クロラムフェニコールが血糖に影響を与える可能性があります。血糖値をよく確認し、糖尿病薬の投与量を変更する前に医師に相談してください。
  • 薬の使用中に血球数などの検査を実施して進行状況を監視したり、副作用をチェックしたりする場合があります。医師と相談しながら実施して下さい。
  • クロラムフェニコールは、1歳未満の子供には細心の注意を払って使用してください。幼児への安全性と有効性の確認が必要です。
  • 下痢や胃や腸の感染を経験している10歳未満の小児の場合は、クロラムフェニコールを使用する際には十分注意してください。
  • クロラムフェニコールは、副作用、特に「グレー症候群」のリスクに影響を受けやすい可能性があるため、乳児期には細心の注意を払って使用してください。
  • 妊娠中および授乳中:クロラムフェニコールを服用中に妊娠した場合は、妊娠中にクロラムフェニコールを使用することの利点とリスクについて医師と相談してください。胎児は重度の副作用を経験する可能性があるため、妊娠中および陣痛の際にクロラムフェニコールを使用する場合は十分な注意が必要です。クロラムフェニコールは母乳中に注入することが分かっています。クロラムフェニコールを服用している間は、母乳を与えないでください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

軽度の下痢、 悪心、 嘔吐

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応(発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹)、 精神錯乱、 暗色尿、 せん妄、 うつ病、 頭痛、 発熱、 悪寒、 咽頭痛、 注射部位の痛み、 発赤、 腫脹、 (腹部の腫れ、 肌の色が青白くなる、 嘔吐、 ショック状態、 呼吸困難、 吸引拒絶、 緑色の便、 筋肉の弛緩、 低体温)、「グレーズ症候群」の症状、 異常な出血、 打撲、 異常な疲れ、 視覚の変化

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。

 

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