アミカシン (Amikacin) の効果・副作用・体験談

コンテンツ

アミカシンについて
以下の場合は使用を控えましょう
使用上の注意
用法、用量について
安全に関する情報
副作用
アミカシンと同じカテゴリーに分類されている医薬品
口コミ・体験談

アミカシンについて

アミカシンは、特定の深刻な細菌感染の治療に使用されます。

アミカシンはアミノグリコシド抗生物質です。細菌の細胞のタンパク質の産生を阻害することによって作用し、細菌を死滅させます。

以下の場合は使用を控えましょう

アミカシンまたは他のアミノグリコシド抗生物質（例: ゲンタマイシン）の成分にアレルギーがある

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

アミカシンはいくつかの症状と相互作用を起こす可能性があります。何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
難聴、神経の問題、筋肉の問題（例: 重症筋無力症）、パーキンソン病、腎臓の問題がある場合
脱水されている場合

いくつかの医薬品はアミカシンと相互作用する可能性があります。他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください：

腎臓障害または難聴のリスクが増加する可能性のある医薬品: アムホテリシンB、バシトラシン、セファロスポリン（例: セファロリジン）、シスプラチン、コリスチン、シクロスポリン、利尿薬（エタクリン酸、フロセミド）、非ステロイド系抗炎症薬（NSAID）（例: イブプロフェン）、他のアミノグリコシド（例: ゲンタマイシン）パロモマイシン、ポリミキシンB、バンコマイシン、ビオマイシン

上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。アミカシンが服用している他の薬と相互作用するかどうかは、医療従事者にお尋ねください。医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医者の指示に従ってアミカシンを使用してください。正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

アミカシンは、病院では注射剤として投与されます。ご不明の点については、医療機関にお問い合わせください。
アミカシンを服用中に十分に水分補給を行うことをお勧めします。詳細については、医師または看護師に確認してください。
アミカシンの使用を逃した場合は、医者に相談してください。

アミカシンの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。

安全に関する情報

医療、歯科医院、救急医療、手術を受ける前に、アミカシンを服用していることを医師または歯科医に伝えてください。
これらの製品には亜硫酸塩が含まれている可能性があります。亜硫酸塩は、一部の患者（例: 喘息患者）においてアレルギー反応を引き起こす可能性があります。亜硫酸塩に対するアレルギー反応を経験したことがある場合は、製品に亜硫酸塩が含まれているかどうか、薬剤師に相談してください。
アミカシンは細菌に対してのみ作用します。ウイルス感染（例: 一般的な風邪）には有効ではありません。
治療の処方通りに必ずアミカシンを使い切ってください。薬が感染を完全に治癒せず、細菌にこの薬に対する耐性ができ、今後感染症を治療するのが難しくなる可能性があります。
アミカシンの長期または反復使用は、二次感染を引き起こす可能性があります。二次感染の徴候が発生した場合は医師に相談してください。治療のために薬の変更が必要な場合があります。
軽度の下痢は抗生物質の使用によく見られますが、より深刻な形態の下痢（偽膜性大腸炎）がまれに起こることが報告されています。抗生物質を使用している間、使用を中止して数ヶ月以内に発症する可能性があります。胃の痛みやけいれん、重度の下痢、血便が出た場合は、すぐに医師に相談してください。医師に確認せずに下痢を治療しないでください。
アミカシンを使用している間は、検査を行うことができます。これらの検査は、症状を監視したり、副作用をチェックしたりするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
高齢者の場合は注意してアミカシンを使用してください。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
新生児にアミカシンを使用する場合は注意が必要です。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
妊娠および授乳：アミカシンは胎児に害を及ぼす可能性があります。妊娠してしまった可能性がある場合は、すぐに医師に相談してください。この薬が母乳に流入するかどうかは分かっていません。アミカシンを服用している間は授乳をしないでください。

副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

下痢

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応（発疹、蕁麻疹、かゆみ、呼吸困難、胸苦しさ、口・顔・唇・舌の腫脹）、灼熱感、しびれ、うずき、バランスの異常、精神錯乱、めまい、失神、難聴、筋力低下、耳鳴り、発作、腎臓の問題の症状（例: 排尿障害、排尿量の異常、血尿、著しい体重増加など）、呼吸困難、遅い呼吸、浅い呼吸、痙攣、異常な疲れや衰弱

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。