DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は体内で分泌されるホルモンで、単独でも効果を発揮し、体の必要性に応じてテストステロンまたはエストロゲンに変換されます。 DHEAの補給でアンチエイジング効果を持つ可能性が示唆されていますがまだエビデンスは十分ではありません。

概要

重要な効果・情報

DHEAは副腎や肝臓で作られる体内で自然に分泌されるホルモンです。 DHEA単独でも効果を持つだけでなく、体の必要に応じてテストステロンやエストロゲンに変換されます。 DHEAレベルは、年を取るにつれて低下する傾向があり、うつ病、閉経後の女性、などの人においても低い傾向があるようです。ただし、現時点では、DHEAの補給によるアンチエイジング効果についてはまだ十分なエビデンスはありません。

適応・効果

適応情報

有効性の信頼度(高)

  • 閉経後の性交痛: 閉経後には膣壁が薄くなり、性行為中に痛みを引き起こす可能があります。 DHEAを含む膣挿入物を使用すると、閉経後の女性において性交痛を最大15%軽減することが示されています。

有効性の信頼度(中)

  • 閉経後の皮膚の老化: 閉経: いくつかの研究では、DHEAの経口摂取または皮膚への塗布は、閉経後および60歳以上の女性の皮膚の外観を改善することを示しています。
  • うつ病(うつ状態): いくつかの研究では、毎日30〜500mgのDHEAを経口で服用すればうつ病の症状が改善されることが示されています。 低用量では効果がないようです。

効果がない可能性(中)

  • 老化: DHEAを2年間毎日服用しても、DHEAレベルが低い60歳以上の人の体型、骨強度、筋力、生活の質に有意な影響はないようです。筋肉サプリ:骨強化サプリ
  • 身体能力: 大部分の研究は、DHEAが若年または高齢の成人の筋力に有意な影響を与えないことを示しています。筋肉サプリ
  • 乾癬: 初期の研究では、DHEAを毎週注射しても、ほとんどの人の乾癬の症状は改善されないことが示唆されています。
  • 関節リウマチ: 初期の研究は、DHEAを服用しても高齢者の関節リウマチの症状を軽減しないことを示唆しています。
  • コカインまたはヘロインなどの薬物依存からの離脱症状:  初期の研究は、DHEAを摂取しても中毒性の人のヘロインやコカインの禁断症状を改善しないことを示しています。

効果がない可能性(高)

  • 精神機能: ほとんどの研究は、DHEAを経口服用しても、健康な高齢者、HIV患者、または健康な若年成人の精神機能を改善したり、精神的な落ち込みを軽減させないことを示しています。 HIV感染症
  • シェーグレン症候群のドライアイ、口乾(口内乾燥):  研究によると、DHEAを服用しても、ドライアイや口渇などのシェーグレン症候群の症状は改善されないことが示されています。

エビデンス不足

  • アジソン病: アジソン病の症状に対するDHEAの効果は明らかではありません。 いくつかの初期の研究では、1日1回50mgのDHEAを使用すると、体重減少や骨密度低下などの症状が改善する可能性があることが示されています。 DHEAは気分や疲労感を改善する可能性があります。減量サプリ:骨強化サプリ: 体重減少:
  • 副腎ホルモン欠乏症:  副腎ホルモンの不足に関連する症状を持つ女性におけるDHEAの効果は明らかではありません。 いくつかの研究は、DHEAが健康とセクシュアリティの感情を改善する可能性があることを示しています。 他の研究は、DHEAは効果がないことを示しています。
  • 子宮頚部異形成: 初期の研究では、6ヶ月間膣内挿入物として投与されたDHEAは、子宮頸部における異常な細胞増殖を除去することを示しています。
  • 妊娠:  研究によれば、妊娠37週または38週にDHEAを投与すると、出産が始まるまでの時間と女性の分娩に要する時間が短縮される可能性が示唆されています。
  • 慢性疲労症候群(CFS): 初期の研究では、DHEAを6ヶ月間毎日25〜100mg摂取すると慢性疲労症候群の症状が軽減することが示されています。 脂肪サプリ
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD): 初期の研究では、200mgのDHEAを3ヶ月間毎日服用すれば、COPD患者の肺機能および歩行距離が改善する可能性があることが示されています。 肺機能
  • 線維筋痛症: 初期の研究では、毎日50mgのDHEAを3ヶ月間服用しても線維筋痛の症状は軽減しないことが示されています。
  • HIV感染症(AIDS):  初期の研究では、DHEAを摂取することで、HIV感染者の気分や生活の質が向上する可能性があることが示されています。
  • ホルモン欠乏症の女性の成長と成熟の改善: 初期の報告によると、DHEAは恥部不毛症の女性の成長と成熟に役立つ可能性があることが示唆されています。DHEA
  • 狼瘡: いくつかの初期の研究は、DHEAが狼瘡の症状を改善しないことを示しています。 しかし、他の研究によれば、DHEAは通常の狼瘡治療と併せて使用することで、疾患の再発の回数を減らすのに役立つ可能性があります。
  • 不妊症:  DHEAの妊孕性への影響は明かではありません。 いくつかの研究では、体外受精(IVF)前に2ヶ月または3ヶ月間DHEAを服用することで、妊娠する確立が増える可能性が示されています。 他の研究によると、DHEAは、体外受精または自然妊娠による妊娠の可能性を改善しないことを示しています。妊娠力サプリ
  • 炎症性腸疾患: 早期の研究では、DHEA 200mgを毎日8週間服用すると、クローン病または潰瘍性大腸炎の患者の炎症性腸疾患の症状が軽減されることが示されています。抗炎症サプリ
  • 筋強直性ジストロフィーを含む多くの症状を伴う遺伝的疾患: DHEAを毎日経口で12週間服用することは、筋緊張性ジストロフィーを有する人の筋力を改善しないようです。 しかし、初期の研究では、8週間注射でDHEAを投与すると、生活能力、心機能、筋力を改善する可能性があることを示しています。筋肉サプリ
  • 男性のアンドロゲンホルモンの低下: 初期の研究では、毎日25mgのDHEAを1年間服用することで、アンドロゲンホルモン濃度が低い高齢者の気分、疲労および関節痛が改善する可能性が示されています。関節サプリ: 疲労感: 関節痛:
  • 更年期症候群: 初期の研究では、DHEAを12ヶ月間毎日10-25mg経口服用すると、閉経後の女性のほてりを軽減できることが示されています。 一部の研究では、DHEAを含む膣挿入物を毎日12週間使用すると、性機能が改善する可能性も示されています。性的機能
  • メタボリックシンドローム: 初期のエビデンスでは、DHEAが過体重の男女の心臓病や糖尿病のリスクの一部を低下させる可能性が示唆されています。 DHEAを服用すると、体重、お腹周りの脂肪、インスリン濃度が低下する可能性があります。脂肪サプリ: インスリン 体重 糖尿病: 心疾患:
  • 運動による筋損傷: 初期の研究では、DHEAを1日2回5日間服用すると、運動プログラムを完了した男性の筋肉痛を改善する可能性が示されています。筋肉サプリ: 筋肉痛
  • 骨粗鬆症:  DHEAが骨密度を改善する効果を持つかはまだはっきりしていません。 いくつかの研究では、毎日DHEAを摂取すると、高齢の女性や骨粗鬆症の男性、神経性食欲不振症という摂食障害の若い女性の骨密度が改善されることが示されています。 しかしながら、別の研究では、DHEAは閉経後の女性の骨強度を改善しないことを示しています。骨強化サプリ: 神経性食欲不振症:
  • 統合失調症:  統合失調症の症状に対するDHEAの効果はまだはっきりしていません。 いくつかの研究では、DHEAの経口摂取が統合失調症の症状を改善する可能性を示していますが、他の研究では症状が改善しないことを示しています。 DHEAは、統合失調症の男性よりも女性においてより効果的な可能性があります。
  • 性機能低下: 性機能障害に対するDHEAの影響はまだはっきりしていません。DHEAを24週間経口服用すると、勃起不全を伴う男性の勃起不全や全体的な性的満足が改善するようです。 しかし、勃起不全が糖尿病や神経障害によって引き起こされる場合には効果がないようです。 また、DHEAは、アンドロゲンホルモン(男性ホルモン)のレベルが低い男性や性欲の低い男性及び女性の性機能障害を改善しないようです。 いくつかの研究によると、DHEAを経口服用すると性欲が減退した女性や閉経後の女性の性機能を改善する可能性を示しています。 特定のタイプのうつ病の人は、DHEAを8週間経口服用すると、性機能が改善する可能性があります。催淫性サプリ: 性欲 糖尿病: うつ病: 勃起不全:
  • 体重減少: 初期の研究によれば、DHEAは高齢者や肥満者の体重を減らさないようです。減量サプリ:
  • 乳癌:
  • 糖尿病:
  • 心疾患:
  • パーキンソン病:

 

効果まとめ

効果まとめ表

効果まとめ表は動物や試験管内の実験ではなく、経口服用による人体での反応を科学的に研究したデータを基にどのような効果がどの程度あるのかをまとめたものです。

レベル 研究の質と量

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信頼性の高い研究データの量. 信頼性の高いデータが多ければ多いほど研究結果の信頼性が高くなります.

二重盲検臨床試験が繰り返し行われ確実性の高い研究が実施されています。
2つ以上のプラセボ効果を排除した二重盲検試験を含む複数の研究が実施されています。
二重盲検試験が1件または複数コホート試験が実施されています。
上記に満たない研究内容または観察研究のみが報告されています。
研究の質と量

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信頼性の高い研究データの量. 信頼性の高いデータが多ければ多いほど研究結果の信頼性が高くなります.

研究対象 効果の大きさ

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それぞれの研究対象に対する効果の方向性と大きさ. 対象項目を増加させるもの、低下させるもの、作用しないものを示しています.

研究の整合性

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科学的な研究でも常に結果が一致するとは限りません. この評価が高いほど対象項目に関する科学的な研究結果が一致しており、整合性が取れています.

摘要
血清DHEA 大きい 非常に高い 13件の研究結果を見る
DHEAの補給は血液中のDHEA濃度(硫酸化DHEASおよび硫酸化DHEAの両方)を高い信頼性を持って有意に増加します。
エストロゲン 中程度 高い 14件の研究結果を見る
DHEAの補給によるエストロゲンの顕著な増加が見られます。ほとんどの研究は更年期の女性で実施されており、同様に男性においてもエストロゲンの上昇が見られます。
テストステロン 中程度 高い 18件の研究結果を見る
DHEAの補給後にテストステロンが増加するようですが、大部分の研究は更年期の女性を対象に行われています。テストステロンの上昇が性欲の向上につながっていると思われますが、結果にはばらつきがあります。
コルチゾール 小さい 中程度 5件の研究結果を見る
アンドロゲンとエストロゲンが増加した研究ではコルチゾールの減少が見られましたが、効果が見られなかったものや逆に増加した研究もあります。
IGF-1 小さい 高い 6件の研究結果を見る
DHEAの補給後にIGF-1ホルモンレベルの上昇が見られますが、高齢者のみでしか研究されていません。
性ホルモン結合グロブリン 小さい 高い 4件の研究結果を見る
アンドロゲン/エストロゲン濃度の上昇を経験した高齢者では、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)濃度の低下が見られるようです。
血糖値 – 高い 3件の研究結果を見る
ほとんどのエビデンスは空腹時血糖値の変化を示していません。
骨密度 – 高い 7件の研究結果を見る
ほとんどのエビデンスは骨密度の増加を示していませんが、短期間の試験(6ヶ月)であることが原因かもしれません。より長期間の場合は、骨密度が軽度に改善しているため、長期的なDHEAの使用が骨の健康に効果を持つ可能性はあります。
脂肪質量 – 非常に高い 8件の研究結果を見る
若年者や高齢者がDHEAを補給しても、脂肪量に有意な影響は見られていません。
高齢者または負傷者の機能 – 高い 3件の研究結果を見る
高齢者の機能を測定する多くのエビデンスは、DHEAの補給による改善を示していませんが、DHEAが何らかの効果を持つ可能性も示唆されています。
HDL-C – 高い 5件の研究結果を見る
ほとんどのエビデンスは、HDL-Cレベルに有意な影響を示していません。
LDL-C – 高い 4件の研究結果を見る
いくつかの相反するエビデンスがありますが、DHEAの補給によるLDL-Cの濃度の変化は見られませんでした。
リーンマス – 非常に高い 8件の研究結果を見る
DHEAと筋肉トレーニングを組み合わせた研究でも、筋肉量や除脂肪体重に有意な影響は見られませんでした。
性欲 – 非常に高い 3件の研究結果を見る
アンドロゲンの増加は見られますが、性欲の増加には有意な影響を示していません。
筋力 – 非常に高い 3件の研究結果を見る
高齢者を主に対象とした研究ではDHEAを補給しても、筋力の有意な改善は示されていません。
主観的福利 – 高い 4件の研究結果を見る
DHEA補給による高齢者の機能改善などから二次的に主観的福利が改善する可能性がありますが、有意な影響はないようです。
トリグリセリド – 高い 3件の研究結果を見る
エビデンスは相反していますが、DHEAはトリグリセリドに大きな影響を与えないようです。
血流 小さい – 研究結果を見る
DHEA補給に伴い血流が増加する可能性があります。
認知機能低下 小さい 中程度 2件の研究結果を見る
高リスクの人の認知低下速度を軽減できる可能性がありますが、結果は相反しており、効果もそれほど顕著ではないようです。
DHT 小さい 非常に高い 2件の研究結果を見る
テストステロンレベルと同様に、DHTレベルを上昇させる可能性がありますが、現時点では閉経後の女性でしか研究されていません。
不妊症 小さい 非常に高い 2件の研究結果を見る
DHEAの補給により妊孕性の増加が認められています。
遊離テストステロン 小さい 非常に高い 2件の研究結果を見る
遊離テストステロンの増加は、テストステロンの増加と同様に改善することが示されています。
酸化窒素 小さい – 研究結果を見る
血清中の酸化窒素濃度の増加が見られましたが、再現性の検証やメカニズムを研究する必要があります。
LDLの酸化 小さい – 研究結果を見る
LDLの減少とLDLの酸化の低下が示唆されています。
総コレステロール 小さい 中程度 3件の研究結果を見る
高コレステロール血症の人がDHEAを摂取することでコレステロールの減少する可能性がありますが、相反するエビデンスも存在します。
認知 – – 研究結果を見る
DHEAの補給による認知力への有意な影響は見られませんでした。
うつ病 – – 研究結果を見る
DHEAの補給によるうつ病への有意な影響は見られませんでした。
勃起 – – 研究結果を見る
DHEAの補給による性機能障害を持つ人の勃起特性への有意な影響は見られませんでした。
卵胞刺激ホルモン – 非常に高い 2件の研究結果を見る
DHEAの補給による卵胞刺激ホルモン濃度への有意な影響は見られませんでした。
IGF結合タンパク質 – – 研究結果を見る
DHEAの補給によるIGF結合タンパク質への有意な影響は見られませんでした。
インスリン – – 研究結果を見る
DHEAの補給によるインスリンへの有意な影響は見られませんでした。
インスリン抵抗性 – 非常に高い 3件の研究結果を見る
DHEAの補給によるインスリン抵抗性への有意な影響は見られません。
肝臓酵素 – – 研究結果を見る
DHEAの補給による血清肝臓酵素(肝臓障害のバイオマーカー)への有意な影響は見られませんでした。
黄体形成ホルモン – 非常に高い 2件の研究結果を見る
黄体形成ホルモン濃度に有意な影響は見られませんでした。
プロゲステロン – 高い 2件の研究結果を見る
増加を示す研究もありますが、最良のエビデンスはDHEAの補給によるプロゲステロン(および17-ヒドロキシプロゲステロン)への有意な影響を示していません。
前立腺特異抗原 – 非常に高い 2件の研究結果を見る
DHEAの補給によるPSAレベルへの有意な影響は見られませんでした。
睡眠の質 – – 研究結果を見る
閉経期の女性の睡眠の質に有意な影響は見られませんでした。
ストレス – – 研究結果を見る
ストレスのパラメーターに有意な影響は見られませんでした。
重量 – – 研究結果を見る
DHEA補給による顕著な体重への影響は見られませんでした。
成長ホルモン 小さい 中程度 2件の研究結果を見る
成長ホルモン濃度を上昇させる可能性がありますが、相反するエビデンスもあり信頼性が低いです。
血漿エンドルフィン 小さい – 研究結果を見る
DHEAの補給による血漿エンドルフィンの増加が示唆されています。
更年期の症状 小さい 非常に高い 2件の研究結果を見る
DHEAの補給による更年期症状の減少が示唆されています。
血清T3 – – 研究結果を見る
血清T3に有意な影響は見られませんでした。

 

副作用

副作用と安全性

DHEAの適切な経口摂取や皮膚への塗布、膣内での使用は安全とされています。 DHEAを2年間経口服用さいても安全上の問題は報告されませんでした。 DHEAクリームを1年間皮膚に塗布しても安全上の問題は報告されませんでした。 DHEAを含有する膣挿入物を3ヶ月使用しても安全上の問題は報告されませんでした。

DHEAの最も一般的な副作用は軽度のにきびや胃のむかつきです。 にきびは、DHEAを服用している女性に多くみられます。 女性の中には、月経周期の変化、異常な髪の成長、声のトーンの変化を経験する可能性があります。 DHEAを服用している男性では、乳房の痛みや成長が起こる可能性があります。

DHEAを高用量または長期間服用する場合は安全でない可能性があります。 DHEAを1日50-100mg以上で長期間、または長期間使用しないでください。 高用量または長期間の使用で深刻な副作用が発生する可能性が高くなります。

注意と警告

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妊娠と授乳: DHEAは、妊娠中や授乳中に摂取すると安全ではない可能性があります。アンドロゲンという男性ホルモンが正常レベルよりも高くなり、子供に有害となる可能性があります。妊娠中や授乳中の方はDHEAを使用しないでください。

前立腺肥大症: DHEAは、前立腺肥大症(BPH)として知られる前立腺肥大症患者の排尿困難を引き起こす可能性があります。

糖尿病: DHEAはインスリンの体内での活性に影響を与える可能性があります。 糖尿病の場合は血糖値に注意してください。

乳癌、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜症、子宮筋腫などのホルモン感受性症状: DHEAはエストロゲンの体内での作用に影響するホルモンです。 エストロゲンによって悪化する可能性のある症状がある場合は、DHEAを使用しないでください。

高コレステロール: DHEAは「善玉コレステロール」を低下させる可能性があります。 高コレステロールや心臓病がある場合は、DHEAを服用する前に、医師に相談してください。

肝臓の問題: DHEAは肝臓の問題を悪化させる可能性があります。 肝臓の問題がある場合はDHEAを使用しないでください。

うつ病および気分障害: DHEAは、気分障害のある人に興奮、衝動性、過敏性を引き起こす可能性があります。気分障害を抱えている場合は、医師と話し合ってから使用してください。 また、気分の変化に細心の注意を払ってください。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS): DHEAを服用すると症状が悪化する可能性があります。 PCOSをお持ちの場合は使用しないでください。

注意事項

相互作用

中程度の相互作用

下記の組み合わせに注意してください。

  • アナストロゾールDHEAは体内でエストロゲンに変化します。 アナストロゾールは、体内のエストロゲンを減少させます。 DHEAとアナストロゾールを併用すると、アナストロゾールの有効性が低下する可能性があります。 アナストロゾールを服用している場合は、DHEAを服用しないでください。
  • エキセメスタンDHEAは体内でエストロゲンに変化します。 エキセメスタンは、体内のエストロゲンを減少させます。 DHEAとエキセメスタンを併用すると、エキセメスタンの有効性が低下する可能性があります。 エキセメスタンを服用している場合は、DHEAを服用しないでください。
  • フルベストラントエストロゲン感受性癌は、体内のエストロゲンレベルによって影響を受ける癌です。 フルベストラントは、エストロゲン感受性癌に使用されます。 DHEAはエストロゲンを体内で増加させ、ガン治療のためのフルベストラントの有効性を低下させる可能性があります。 フルベストラントを服用している場合はDHEAを服用しないでください。
  • インスリンインスリンは血糖値を下げるために使われます。 インスリンは体内のDHEAの量を減らす可能性があります。 体内のDHEAを減らすことにより、インスリンがDHEAサプリメントの有効性を低下させる可能性があります。
  • レトロゾールエストロゲン感受性癌は、体内のエストロゲンレベルによって影響を受ける癌です。 レトロゾールは、エストロゲン感受性癌に使用されます。 DHEAはエストロゲンを体内で増加させ、ガン治療のためのレトロゾールの有効性を低下させる可能性があります。 レトロゾールを服用している場合はDHEAを服用しないでください
  • 肝臓によって変化する薬 (Cytochrome P450 3A4 (CYP3A4) 基質)DHEAは、肝臓が薬物を分解する速度を遅くする可能性があります。 肝臓で分解された薬とDHEAを服用すると、薬の副作用が増加する可能性があります。肝臓で変化する薬には、ロバスタチン、ケトコナゾール、イトラコナゾール、フェキソフェナジン、トリアゾラム、など多くの薬があります。
  • タモキシフェンエストロゲン感受性癌は、体内のエストロゲンレベルによって影響を受ける癌です。 タモキシフェンはエストロゲン感受性癌に使用されます。 DHEAはエストロゲンを体内で増加させ、ガン治療のためのタモキシフェンの有効性を低下させる可能性があります。 タモキシフェンを服用している場合はDHEAを服用しないでください
  • トリアゾラムDHEAは体内でのトリアゾラムの分解速度を減少させる可能性があります。 DHEAとトリアゾラムを併用すると、トリアゾラムの効果と副作用が増大する可能性があります。

 

軽度の相互作用

下記の組み合わせに気をつけてください。

  • 抗炎症薬(コルチコステロイド)抗炎症薬は、DHEAの生産量を増やす可能性があります。 デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾンなどが炎症の治療薬です。

その他の名称

  • DHEA、プラデテステロン、ヒドロキシアンドロステロン、3β-ヒドロキシ-5-アンドロステン-17-オン

混同しやすいもの

  • DMAE ( 構造的にコリンに類似する化合物)、 DMAA (神経刺激薬)

注意点

  • DHEAを禁止しているスポーツリーグがある可能性があります。禁止物質リストに記載されているかどうかご確認ください。
  • 1998年の報告では、DHEAサプリメントの品質管理が不徹底であると指摘されていました。現在の状況は不明ですが、信頼できるサプライヤーから入手する必要があります。

分類カテゴリー

良い組み合わせ

  • アロマターゼ阻害化合物

確認事項

服用方法

推奨用量、有効量、その他の詳細

40歳以上の人のDHEAの用量は25-50mgの範囲で有効とされていますが、100mgを長期的に使用してもこの年齢層の人では安全性の問題は指摘されていません。若年者でのテストステロン増大のためのDHEAの使用は十分には検証されていませんが、200mgでの使用が報告されています。

下記の用量が科学的な研究で使用されました。

経口服用:

  • 肌の老化: DHEA 50 mgを1年間経口服用しました。
  • うつ病: DHEA 30-500 mgを6-8週間単独でまたは抗うつ薬と一緒に服用しました。

皮膚への塗布:

  • 肌の老化: 1%DHEAクリームを1日2回、4ヶ月間、顔に塗布しています。
  • 閉経後の性交痛: 0.25%〜1%のDHEAを含有する膣挿入物が、1日1回12週間使用されました。

科学的根拠・参考文献